工法とは、家を建てるときの方法です。大きくは軸組工法と壁式工法に別かれ、その上で材質別の構造が加わって細分化されていきます。同じ木を材質とした工法でも、軸組工法は、柱や梁などの軸材を組んで骨組みをつくり、それによって建物を支えます。開口部が広く取れるため、明るく風通しのよい家を作ることができます。
また壁式工法は、壁によって建物を支える工法で、気密性や施工性にすぐれています。
日本の50%を占めるといわれる木の家のなかでも、いくつか代表的な工法を集めてみました。
●木造軸組工法(在来工法)
日本の気候・風土を生かした伝統的な工法です。木材で土台・柱・梁などの軸材を組んで骨組みを構成します。設計の自由度が高いのが特徴で、数寄屋造りの純和風の家だけでなく、和洋折衷や洋風など幅広い様式の家を作ることができます。
●木造軸組+パネル工法
柱や梁などの軸材を組んで骨組みを構成する軸組工法に、耐力壁としてのパネルを組み合わせて作ります。軸材と軸材の間に耐力壁の役割を果たすパネルを張り付けるため、強度は一段と増し、地震や台風などに強いのが特徴です。軸組工法の特徴である設計の自由度、パネルによる壁式工法の長所でもある高い気密性を兼ね備えています。
●2×4(ツーバイフォー)工法
北米で発達した工法で、断面寸法が2インチ×4インチの基本材で枠組を作り、構造用合板を張ってパネル化した工法です。洋風様式に適しています。
●木質パネル工法
ツーバイフォー工法と同じく、耐力壁によって建物を支える工法です。ツーバイフォー工法では2×4インチの枠材が耐力壁を構成する基本材になっていますが、この工法では複層・強化された木パネルそのものが耐力壁になります。木質系プレハブ住宅や輸入住宅に採用されています。